溶連菌感染症
溶連菌が、のどについて起こります
のどがはれて高熱。舌が「いちご状」に
溶血性連鎖球菌という細菌が原因で起こる病気を総称して「溶連菌感染症」といいます。くしゃみや唾液でうつります。
急に高い熱が出て、のどの痛みとはれ、嘔吐、頭痛、腹痛などの症状が見られます。
首のリンパ節がはれたり、中耳炎や筋肉痛、関節痛などがあらわれることも。
その後、小さな発疹が全身にたくさん出ます。
はじめ舌に白いコケがつき、3~4日すると、赤くブツブツとした「いちご状舌」になるのも、特徴的な症状です。
3歳以下は、かぜと見分けがつきにくい
もともと学童期の子供に多く、3歳以下の場合、感染しても症状がはっきり出ないことが多いのです。
熱や発疹がなく、ふきげんになったり、リンパ腺がはれたりします。
かぜと見分けがつきにくいので、2日以上のどがはれるとき、高熱が続くときは小児科を受診してください。
抗生物質は、途中でやめたりしないこと
治療には、抗生物質が使われます。
1~2日で熱が下がり、のどの痛みもとれると、つい薬を飲み忘れることが…。
症状がおさまっても、菌が完全に消えたわけではありません。
しばらくして、急性腎炎やリウマチ熱などを起こすこともあります。
抗生物質は、医師の指示通りに、最低10日間はきちんと飲みましょう。