ネフローゼ症候群
尿にタンパクが出て、顔がむくむ
顔がむくむ、おしっこが泡立つ
まぶたがはれぼったくなり、そのうちに手足や顔がむくんできます。 むくみのために体重が増え、おしっこの量が減ります。 尿検査をすると、タンパクがたくさん出ています。 おしっこが泡立つのも特徴。 体がだるく、食欲もありません。
尿といっしょにタンパク質が出ていってしまいます
腎臓の中にある糸球体は、血液中の老廃物や余分な水分をこして、尿を作るはたらきをしています。 ネフローゼになると、この糸球体が障害を起こし、タンパク質が尿といっしょに出ていってしまうのです。 その結果、血液中のタンパク質が不足して、むくんだり、おしっこの量が減るなどのさまざまな障害が起こります。
ステロイド剤で治療します
病院では、ステロイドホルモンなどで治療します。 再発率が高いため、くり返しステロイド剤を使う結果になることもあります。 長期になると、この薬の副作用で顔が丸く太ってくる(ムーンフェイス)など、いろいろな症状が出ることがあります。
安静にして、塩分・タンパク質を制限
むくみがひどいときは、安静にして、塩分とタンパク質を制限します。 水分制限は、特に行いません。 治療期間中にかぜをひくと、再発することが…。 かぜの予防を心がけ、医師の指示を守って、徐々に薬を減らし、病気を克服していきます。