汗腺の発達
昔、赤ちゃんといえばアセモがいっぱいできていたものでしたが、実は汗をかきながら、汗腺が発達したのです。
「暑くてはかわいそう」と、乳幼児をいつも涼しい部屋で過ごさせるのは、そういう点からは問題があるといわれます。
なぜなら、幼い時期に発達しなかった汗腺は、大人になってからはふえないからです。
汗腺が未発達だと、汗を出して体温調節をすることができず、そのため熱中症などにかかりやすい体質が出来上がってしまうことがあります。
したがって、暑い時は適度に暑く、ほどほど汗をかくことが子どもには大切なことだといえます。
このことを踏まえて、本園では、まだ気温の変化にうまく対応できない乳児は一定の気温を保つため保育時間にもエアコンを使用しますが、幼児期に入ると、原則として午睡・給食・おやつの時間などはエアコンを使用しますが、それ以外の時間はなるべく使わないようにしています。
また、汗をいっぱいかくことで汗腺の発達を促し、熱中症になりにくい体質が出来上がるようにしたいと思っています。