気管ぜんそく
突然、せきこんだりする発作が
発作がひどければ、夜中でも病院へ
気管支ぜんそくは、突然、ヒューヒュー、ゼイゼイと呼吸が苦しそうになって、せきこんだりする発作を起こします。 息を吸うときよりも、はくときにゼイゼイが聞こえます。 発作が起こると気管支の粘膜がむくみ、空気の通りが悪くなります。 たんも多く出て、ひどければ窒息してしまう恐れが…。 くちびるが青くなったり(チアノーゼ)、けいれんや意識障害が出たら、たとえ夜中でもすぐに病院へ向かってください。
発作を起こした状況をメモして、医師に伝えます
発作の原因は、天候の変化や精神的ストレス、ハウスダスト、花粉、食べ物などがあげられます。 病院で必要な検査を受けて原因を突きとめ、家庭での過ごし方をアドバイスしてもらいましょう。 発作の起きた状況をきちんとメモし、医師に伝えてください。
発作のときのケア
発作が軽いときは衣服をゆるめ、水分をたくさん飲ませて、たんを切れやすくします。 腹式呼吸をさせると、呼吸が楽になるようです。 それでも発作がおさまらないときは、医師の指示どおりに吸入薬や飲み薬を使います。 発作は夜中に起きることが多いので、昼間の様子を見て、早めに病院に連れていくことです。
4~5歳までに起こり、思春期になればよくなります
最初の発作は、4~5歳までに起こることが多いもの。 アトピー性皮膚炎があったり、かぜをひくとのどがヒューヒューいう赤ちゃんは、気管支ぜんそくに移行しやすいともいわれます。 発作のくり返しは、大半が思春期までもちこし、だんだんよくなります。